AIの進化は本当に早いですね。最近とくに話題になったのが ChatGPTにEC(ネット通販)機能がついた というニュースです。
これまで「調べる」「文章をつくる」役割だったChatGPTが、ついに「商品を探して買う」という生活に直結した部分に踏み込んできました。
「AIに相談して、そのまま買い物が終わる」――そんな未来が、もう現実になりつつあります。
どんなことができるの?
新しいChatGPTでは、ユーザーが「こんな商品が欲しい」と伝えると、AIが候補を探してくれて、そのままチャット内で購入まで完結できるようになります。
わざわざ楽天やAmazonを開いて検索する必要がなく、会話の流れの中でスムーズに買い物ができるわけです。
「AIに聞くだけで買い物が終わる」というのは、かなり画期的ですよね。
ユーザーから見た便利さ
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検索してページを行ったり来たりする必要がない
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条件に合う商品をAIが自動で絞り込んでくれる
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支払いもそのままチャット内で完了
ネットショッピングの「ちょっと面倒な部分」をごっそり省いてくれるので、買い物がもっと気軽になりそうです。
楽天やAmazonはピンチ?
もちろん、日本で強いのは 楽天市場やAmazon。でも、この仕組みが広がれば「わざわざモールにアクセスして商品を探す」という行動が減るかもしれません。
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楽天の強み:ショップ数の多さ、ブランド力、ポイント経済圏、物流網
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ChatGPTの強み:会話で完結できるUX、AIによるパーソナライズ
もし消費者が「AIに聞けば十分」と思うようになれば、既存のモール型サービスは立ち位置を考え直さなければならないでしょう。
まだまだ課題もある
もちろん課題も多いです。
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返品や在庫管理はどうするのか
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セキュリティや個人情報保護は大丈夫か
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AIがどの商品を優先しておすすめするのか、その公平性
「便利だけど、安心して使えるの?」という部分は、これから整えていく必要がありそうです。
これからどうなる?
私たち消費者にとっては、買い物がもっと直感的で、もっと楽になる のは間違いありません。
一方で、楽天やAmazonのような既存の大手は「AI時代の買い物体験」をどう取り込むかが大きな勝負になっていきそうです。
もしかすると数年後には、「買い物はチャットで済ませるのが当たり前」という時代が来るかもしれません。